DTMでの作曲方法。どんな手順で作るのが正解?
- 2018.05.10
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- DTM, サウンドプロデュース, 作曲, 音楽制作

今日は朝から寒いです!暖房つけてしまいました 汗 ということで、最近よく聞かれる質問をご紹介します。
「S.KAYさんは作曲はどんな手順で進めるのですか?DTM(コンピューターでの音楽制作)での進め方が知りたいです。」
こんな質問が多いです。そしていつもこう答えます。
「メロディーから先に作ります。」
別にひねくれているわけでもなんでもなく、私がこの18年間色々な方法を試した挙句に辿り着いた方法です。勿論これ一辺倒ではありません。
本日まずは作曲を始めた初期、仕事にも何にもなっていなかったあの頃。時には途方に暮れていた日々の中で試した方法をいくつかあげてみます。「歌ありの楽曲」の場合です。
1: ドラムを打ち込み、もしくはループのリズムを探し、それにベースを打ち込み、ギターを弾きもしくはピアノを重ねる。
シンセを重ねる。そして完成したトラック(歌以外のインスト)を聴きながら「メロディーを考える」
※ギター、ピアノなど演奏ができない場合はサンプル音源を当ててみるなどです。
【当時はサンプル音源もネットで買えなかったので 渋谷の楽器店とかに通ってました。そして視聴して1万円以上出して購入してましたね】
2:ギター、ピアノなどでの「弾き語り」で曲を作り、それにドラム、ベースなどを構築していく。
3:友人が作った「トラック(カラオケ)」に対してメロディーを考える。
この3パターンですごく時間をかけて作曲して、それをデモ音源としてオーディション企画に提出してみたり、音楽業界関係者に聞いていただいたり・・・・
結果「あまりピンと来ない」なんて言われ続けていました。【打ち砕かれて終了】するわけです。。。。
そんな中試行錯誤の末、やり方を色々変えて高評価をいただいた楽曲が1曲ありました。果たしてそれはどのように作ったかと言いますと・・・・・・・
「鼻歌から作った」んです。
よく言いますよね?ヒット曲の逸話等で「風呂場で鼻歌でメロディーが浮かんだ」「メロディーが降ってきた」「音楽の神が舞い降りた」
まさにそれです。
その時の手順はこうです
【メロディーをワンフレーズ思い浮かんだ】→【ギターでコード(和音)をつけた】→【続きはギターの弾き語りでワンコーラス尺の曲にブラッシュアップした】
この後、Cubase(音楽制作ソフト)にこのワンコーラスの曲を録音(弾き語り)して「トラック制作」に入りました。
ちなみにバラードでした。。
しかしなんと???この後事故が起きたんです。ちょっと難しい話なので端折りますが、眠すぎたせいかCubaseのソング設定の間違いでこのバラードが【早回し】で再生されてしまったんです。高速回転で声もバルタン星人状態!!キモイ!
ただ、、、、、、
この早回し状態の曲が【イケてたんです】だいぶ。
これも何かの縁なのかな?と思い考えを改めて、テンポが遅かったこのバラード曲をテンポの速い楽曲にしてフィニッシュしました。そしてこの曲が高評価だったんです。鼻歌で思いついた部分は【サビ】に変身しました。そして評価としては「サビがいいねこの曲」だったんです。
そして同時に気づきがもう1つありました。それまでの手順は全て【イントロ】から作曲していたんです。
【イントロ】→【Aメロ】→【Bメロ】→【サビ】
ただこの「鼻歌企画」は前述の通り、サビから作ったわけです。しかもアカペラで。
自分の中でこの工程を振り返りました。そして整理しました
1:某立ち食いソバ店でソバを食べたあと、サビのメロディーを経堂商店街で思いつき、それを忘れないように家まで走って帰った。※当時は世田谷の経堂に住んでました。いい街でした。
2:それをボイスレコーダーに録音した。
3:その録音したメロディーに対してギターでコードを付けて、Aメロ、Bメロのメロディーも考えてワンコーラス分【バラード弾き語りデモ】ができた
〜ここまではボイスレコーダーのみの作業〜
4:そしてDTMへ突入>>> Cubaseを開き、クリックに合わせながらこの【バラード弾き語りデモ】を録音
で、ここで【早回し事件発生】ミラクルが起きました!!
5:思い改め、テンポを変更。テンポを上げて制作した。
結果良い曲ができて、高評価をいただけた。>>>>ちなみに調子に乗ってしまい、友達とかに聞かせても評価が良かった。
そして 【この曲が採用されたんです。】某アイドルの曲として。
このあと、当然この成功した工程をひたすら繰り返しました。失敗も数々ありましたが成功確率が上がったんです。
前述「1」をするためにボイスレコーダーを持ち歩きました。しかし人間ですから、時には持参を忘れてしまうこともありました。
その時は公衆電話から自分の携帯電話に電話して、携帯の留守番電話にメロディーを残しました。(携帯電話のボイスメモの機能があまり優れていない時代だったので)そして学校帰りの女子高生から【不審者的視線】を浴びたこともあります。なんせ公衆電話に向かって歌っているわけですからww 路上でww 【不審者扱い】
がしかし2018年、スマホにボイスメモは完備です。また別の機会のご紹介しますがipadアプリでもっと効率の良い機能のアプリもあります。
なので最近の必需品は「スマホの充電器」に変わりました。だって公衆電話はもう恥ずかしいですし 数がそんなにないですから。。。。
【作曲始めよう!と思い立ったらスマホを持って外に飛び出そう!! パソコンの前に座り込む前に!!充電器は忘れずに。。】
そして次回予告
この時の発見は【 思いつく鼻歌はサビに変身する。 】でした。
ただ、そんな中でまた事故が起きて、もう一つ二つ発見があったんです。
事故多発。。。。それが下記です
【鼻歌で思いついたメロディーを◯◯◯◯に使える。】
【鼻歌で思いつけるメロディーは【ラララ】だけではない。】
次回は順を追ってこの2点について話したいと思います。最後までご購読ありがとうございました。 S.KAY
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